全部を完璧にしない。FETICOデザイナー・舟山瑛美さんに学ぶ「抜く」美意識
毎朝のメイクやスキンケア、つい全部を完璧に仕上げようと頑張りすぎていませんか? FETICOデザイナー・舟山瑛美さんの愛用品と日々の向き合い方には、心地よくおしゃれでいるための自然体なヒントが詰まっていました。

全部のパーツを完璧にしない、という選択
毎朝のメイクで鏡に向かうとき、つい「肌も目元もリップも、全部きれいに仕上げなきゃ」と力が入ってしまうことはないでしょうか。けれど、ファッションブランド「FETICO」を手掛けるデザイナー・舟山瑛美さんのビューティ習慣に触れると、肩の力がふっと抜けるような心地よさを覚えます。
彼女が大切にしているのは、メイクをやりすぎないこと。周囲を見渡したとき、全部を完璧に作り込んでいる人よりも、どこか少し抜けている人のほうが素敵でおしゃれに見えることがあるといいます。そのために選ばれているのが、日々の支度を楽にするためのベースづくりです。まつげパーマを取り入れたり、月に一度通う美容室で崩れたところを整えてもらったりと、ポイントを定期的にメンテナンスしておく。そうすることで、朝のメイクに時間をかけずに済みます。
愛用されているアディクションの「コンフィデント マット リップ」も、そんなメイクに寄り添うアイテムのひとつ。マットリップは皮剥けしてしまうイメージがあったものの、このリップでその印象が覆されたといいます。メイク前の「リップ セラム」で保湿しながら、軽やかに日々の表情を彩っています。完璧なフルメイクを目指すのではなく、心地よい抜け感を残すこと。それは多忙な毎日を送る私たちにとっても、すぐに取り入れたくなるスタンスです。

遠回りしてたどり着いた「王道」と「お守り」の安心感
SNSを開けば毎日のように新しいスキンケアアイテムや話題の成分が流れてきて、あれもこれもと試したくなるもの。しかし、さまざまなケアや美容医療を経験した先で、舟山さんが実感したのは、昔から支持されている定番には選ばれる理由があるのかもしれないということでした。
仕事を通じて出会った人たちの肌の美しさに感銘を受けて手に取ったというSHISEIDOの「アルティミューン」や「オイデルミン」、そして小さなサイズから試して使用感を気に入ったSK-II。新しいものも試しながら、肌に合いそうなものや日本の定番に戻ってくることもあるといいます。
一方で、肌との向き合いの中で長く使い続けているのが、トゥヴェールの高濃度ビタミンC美容液「クリスタルエッセンス モイスト」です。使う直前に2剤を混ぜるタイプで、定期便を利用しながら、肌が揺らいでいるときや施術後にも使いやすい化粧水や乳液をストックしているそう。舟山さんにとって、お守りのような存在です。話題性だけでなく、自分の肌に合いそうなものを試しながら選ぶ姿勢は、スキンケア迷子になりがちな私たちにも参考になります。
香りは記憶と一緒に。旅先で手に入れる特別な日常
見た目を整えるスキンケアやメイクと同じくらい、気分を切り替えて自分を整えてくれるのが「香り」の存在です。
ヘアケアの仕上げには、軽くてベタつかないTHREEのオイルやミストを愛用し、冬にはよりしっとりした質感のディプティック「サテンオイル」を取り入れるなど、使い心地や季節に応じて選んでいます。髪だけでなく身体にも使えるオイルは、日常の中で香りを楽しむアイテムです。
さらに印象的なのが、香水を旅先で購入するという習慣です。日本でも買えるものでも、あえて旅行へ行ったタイミングで選ぶ。そうすることで、日常に戻ってその香りをまとうたびに「あのとき、あそこで買ったな」と旅の記憶を思い出せるといいます。香りを記憶と一緒に楽しむこと。モノをただ選ぶのではなく、自分の思い出と結びつけて使う姿勢は、日々の暮らしを少し豊かに彩るヒントになりそうです。
MIREORI TALK

全部を完璧にしすぎないほうがおしゃれって、すごく分かる! リップ セラムで保湿してからマットリップを使う流れ、試してみたいな。

平日の朝ってバタバタするから、まつげや髪を定期的に整えておく考え方はリアル。旅先で香水を買って、思い出と一緒に使うのも素敵だね。

新しいものも試しつつ、肌に合いそうな定番へ戻ってくるのが印象的。ビタミンCのアイテムを長く使っているのも、その人なりの基準が見えるね。


